2015年2月24日 10:02
米AMD、次世代SoC「Carrizo」の詳細を明らかに - 省電力化に向けた技術を解説
を採用した「Carrizo-L」もラインナップされる。
このあたりの情報については2014年11月にお伝えした通りだが、このときの説明ではCarrizoとCarrizo-Lが完全に同じインフラで動作することを強調していた。チップセットを内蔵するという時点でVRM(Voltage Regulator Module:電圧レギュレータモジュール)以外の仕様は当然同じになるし、VRMの仕様も事実上フォームファクタで決まる。このことからもインフラは同じとして差し支えはないだろう。
ただ、CarrizoとCarrizo-Lが同じインフラを使うとなると、メモリはCarrizoとCarrizo-Lともにシングルチャネルなのか、あるいはデュアルチャンネルをサポートするのか、それとも信号ピンは2ch分用意するが、Carrizo-Lでは1ch分のみを有効とするのかなど疑問が出てくるが、この情報だけでは判断できない。
○高密度で低消費電力な設計を採用
さて、ここからが今回の具体的な発表内容である。CarrizoはMobile向けに15~35Wという低いTDPの枠で動作する関係で、絶対性能ではなく性能/消費電力比を向上させることがメインテーマのProcessorだ。