くらし情報『新・OS X ハッキング! (136) いまさら聞けない? シェルの基本技(2)』

2015年2月24日 16:59

新・OS X ハッキング! (136) いまさら聞けない? シェルの基本技(2)

だった)、マルチバイト文字を通さないため日本語IMEで文字入力できず、表示も崩れがちで、環境整備はひと苦労だった。現在は、テキストエンコーディング形式に「Unicode (UTF-8)」を指定してさえおけば、ほぼデフォルトの状態で日本語を扱える。

ハードルが残っているとすれば、それは「標準のページャ(less)がシフトJISや日本語EUCを通さない」ことだろうか。テキストファイルの内容を確認したい場合、UTF-8のテキストファイルであれば「less ○○.txt」だけで表示できるが、他のエンコーディング形式のテキストファイルは文字化けする。

シェルとは直接関係ないが、AppleはlessをシフトJIS/日本語EUC対応させるつもりはなさそうなので、自力で対策するしかない。幸い、「vim」に付属のスクリプトをエイリアスとして定義すれば日本語対応のlessとして利用できるので、他の日本語対応ページャをインストールするほどではない場合にはこの方法がお勧めだ。なお、「~/.vimrc」の用意も必要になるので念のため。

$ alias less=’/usr/share/vim/vim73/macros/less.sh’
・~/.vimrc

set term=ansi
set encoding=utf-8
set fileencoding=utf-8
set fileencodings=iso-2022-jp,sjis,euc-jp,utf-8

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