2015年2月25日 08:00
スマホ特化セキュリティベンダー「Lookout」 - 日本法人新社長に聞く、スマホ脅威の傾向と日本展開
そのため、企業ネットワーク内でどのようなトラフィックが流れているかIT管理者が把握しようとしても、不正な通信かどうか判断できないのです。また、Webサイトを閲覧するだけで感染するドライブ・バイ・ダウンロードに対応する亜種も存在しています。この『NotCompatibleC』は、幸いな事に日本には上陸していませんが、注意は必要でしょう」
アドウェアについては、GoogleがPlayストアにおける排除活動を行っていたため、ある国では大きな減少が見られたというが、それでも油断は禁物だという。
○2つの特許技術が鍵に
――Lookoutの優位性はどこにあるのでしょうか?
大須賀氏「Androidアプリは総数で約800万件が存在しています。1日あたり1万~1万5000件のアプリが新たに登場していますが、そこには多数のマルウェアや完全にアウトとは言い切れない、グレーゾーンのアプリが存在します。
Lookoutでは、これらすべてのアプリ情報を保有しており、新たに登場する1日1万件以上のアプリを常に監視しています。Lookoutがインストールされている端末からの情報収集やアプリストアからの収集、APKが用意されているWebサイトのクローリング、企業向けアプリのストア運営者からの直接収集です。