2015年2月27日 10:00
サンディスクのラッセル・ルーベン氏に聞く、車載用フラッシュストレージへの意気込み
地図読み込みの高速化やタッチスクリーンの応答速度向上などに高い効果を発揮することでしょう。
──サンディスクが自動車メーカーの厳しい基準をクリアできる理由
サンディスクがこういった車載向けの厳しい基準をクリアできる理由は、垂直統合モデルを採用していることにあります。製品の開発・生産・販売を一社で行うことにより、徹底した品質管理と、迅速な対応を実現しているのです。ファームウェアやコントローラも自社で開発しており、他の会社は介在していません。このような一貫した生産体制により、顧客の要望や不具合にも即座に対応が可能なのです。
また自動車に電子機器を組み込むためには、1~2年という非常に長い評価テストが必要となります。そして、一度採用された製品は長い間使用され続けます。つまり、品質を保ったままひとつのプロセスを長期間供給し続けなくてはならないわけです。
ですが、サンディスクなら生産ラインを自社でコントロールできるため、このような厳しい要求にも答えられるのです。──サンディスクの車載向け市場への参入の意気込み
今回の車載用フラッシュストレージソリューションの発表以前から、サンディスクでは自動車向けにNANDフラッシュメモリの供給を行っていました。