くらし情報『次期スパコンExaScaler 1.5で1PFlops超えに挑む - PEZY、PEZY-SCチップのロードマップを発表』

2015年3月2日 13:37

次期スパコンExaScaler 1.5で1PFlops超えに挑む - PEZY、PEZY-SCチップのロードマップを発表

8.2TFlopsの演算性能(F)で4TB/sのメモリバンド幅(B)であるので、B/F比は0.49となる。各社のCPUやGPUでは0.2程度のB/F比というのが一般的で、PEZY-SC2はメモリバンド幅が律速となる計算には大きな威力を発揮しそうである。

そして、齊藤社長は、PEZY-SC2に続く、PEZY-SC3、PEZY-SC4についても開発を計画していることを発表した。

PEZY-SC3は10nmプロセスを使い、8192コアを集積し、2018年の完成、PEZY-SC4は7nmプロセスを使い、16384コアを集積し、2020年完成というロードマップである。

そして、これらのプロセサを使うES2.0、3.0の開発も構想している。ES2.0では前述のSC2.0とUltraMemoryの500GB/sのメモリに第2世代の液浸冷却技術を組み合わせ、15-20GFlops/Wの電力効率を実現する。ラック1本あたりの性能は5PFlopsである。

ES3.0では、8192コアでピーク20TFlopsのSC3に10TB/sのバンド幅のメモリを接続する。
冷却システムも第3世代に進化させ、チップ間接続インタフェースや、高速、多チャネルのスイッチを独自開発してシステム性能を上げる。

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