2015年3月2日 18:19
「あなたに見えたのは白×金のドレス?青×黒のドレス?」世界中を巻き込んだドレス騒動を科学的に検証する
そして、その逆に最も暗いピクセルに合わせて調整すれば、ドレスからは青と黒が飛び出すはずだ。
○人によって見方は変化する
つまり文脈が変化すれば、視覚の認識も変化する。「大抵の人は白い背景にある青なら青に見えるでしょう。でも、黒い背景なら白に見える人もいるはずです」とコンウェイ氏。「白と金に見えるなら昼間にドレスを見たい人でしょう。夜型の人なら青と黒に見えるんじゃないかな」と冗談まじりに結んだ。
それで、実際のドレスは何色かなのかだが、青と黒のドレスだった。
この大騒動に便乗して、このドレスを作っている会社は、実際に白と金に見えるドレスを制作するというのだから、いい商売になったようだ。
○この画像はいったいどこから来たのか?
発端は、娘の結婚式に母親が着る予定のドレスの画像を娘に送ったことから始まった。英国ブラックプールに住むセシリアさんは、スコットランドに住む娘のグレースさんの結婚式に着ていくドレスをスマホで撮影し、グレースさんに送った。日本でも同じだが、イギリスでも花嫁のウエディングドレスの白を引き立たせるため、参列者は白ではない服を着るのが一般的だ。ところがグレースさん、母親のドレスが白に見えてしまったため、夫のキアさんに「お母さんどうしちゃったのかしら?」