アトラシアンCo-CEOとRuby開発者まつもと氏が見るソフトウェアの今後
ですから私たちは最初から海外展開する必要があり、今では日本を含め、世界10カ国にオフィスがあります。また当初は北米でのビジネスがメインだったのですが、今はアジアでの成長が著しく、アジアへの投資にも注力しています。
まつもと氏:今後、日本ではどのようなビジネスプランをお持ちですか?
Farquhar氏:たくさんの新しいものがありますが中でもHipChatはアトラシアンにとってとても大きな存在です。日本でもチャットツールが受け入れられるといいのですが。
まつもと氏:日本でもSkypeなどが浸透していますから、受け入れられると思いますよ。
Farquhar氏:ほかにも、各製品のさまざまな機能を統合しようとしています。例えば、次期バージョンのJIRAでは、コードやチケット、ビルドなどがより統合されてプログラムダッシュボードのようになる予定です。
○「一生プログラマーであり続けたい」とまつもと氏
Farquhar氏:ところでRubyを開発してからもう20年経つんですよね。
まつもと氏:開発を始めたのが1993年で、ネット上に公開したのが1995年ですね。
Farquhar氏:1人で開発したものを公開し、突然皆に使われるようになりました。