桜の撮り方 2015、咲きはじめはマクロやボケ味を活かして - キヤノン「PowerShot G7 X」で実践
離れた距離から全体を眺めるときれいに見えていても、接近すればするほど、アラが目立つことがあるからだ。
きれいな花が見つかったら、できるだけ背景がシンプルになるようなカメラアングルを選ぼう。青空や草木、芝生、建物の壁面など、単色に近い背景がベターだ。そして、周辺に余分な被写体が写らないように、その花に接近して撮影する。中途半端な距離感ではなく、撮りたいものにグッと近寄ることが、どんな撮影でも基本である。
PowerShot G7 Xは、35mm判換算で24~100mm相当という広いズーム域を持つので、桜のような撮影ポジションが限られる被写体であっても狙いどおりの構図で撮りやすい。しかもマクロモードはワイド側で最短5cm、テレ側で最短40cmまで近寄れる。小さな花も大きく捉えることが可能だ。
○ボケと光量をコントロールして一歩上の桜写真を
よく晴れた天候に満開の桜、そして光学4.2倍ズームにマクロ機能。これだけ好条件が揃えば、たとえ押すだけのフルオート設定であっても、きれいな桜写真になるだろう。とはいうものの、誰が撮っても同じ写真になるのはつまらない。ここからは少し工夫を加えて、一歩上の桜写真を目指していこう。