くらし情報『桜の撮り方 2015、咲きはじめはマクロやボケ味を活かして - キヤノン「PowerShot G7 X」で実践』

桜の撮り方 2015、咲きはじめはマクロやボケ味を活かして - キヤノン「PowerShot G7 X」で実践

ボケを表現したければ絞り値は小さく、全体をくっきり写したければ絞り値は大きく。絞り値は狙いに応じて使い分けるようにしたい。

●構図に奥行きを与える「前ボケ」マジック
写真のボケには、ピントを合わせた被写体の後ろに生じる「後ろボケ」だけでなく、手前に生じる「前ボケ」の表現もある。ただ何となく写すのではなく、意識して前ボケが生じる構図とアングルを探ってみよう。具体的には、撮りたい花とレンズの間に別の花を部分的に写し込むこと。そして、絞りは小さい値にセットする。それだけでいい。

なお下左の写真では、絞り値をF2.8にセットして前ボケを写し込んだ以外に、もうひとつ小ワザを活用している。
それはストロボを強制発光モードにして手前の前ボケを明るく照らしたこと。ストロボ非発光で写した下右の写真と見比べると、ストロボの効果がわかるはず。これも、狙いや好みに応じて使い分けるといいだろう。こうした明るい屋外でもストロボ発光ができるのは、レンズ一体型カメラであるPowerShot G7 Xの強みのひとつだ。●主役と脇役を設定して自分だけの桜写真を目指す
続いて、仙巌園からほど近い場所にある吉野公園を訪れた。こちらは、桜の満開には少し早かったが、1本の河津桜だけはみごとに咲き誇っていた。

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