くらし情報『東日本大震災から4年、オフィスの地震対策に効果的な方法とは』

東日本大震災から4年、オフィスの地震対策に効果的な方法とは

転倒防止には、上部をネジなどで固定、または背面についている運搬用の取っ手にワイヤーやベルト式器具を付けて、壁と連結するとよい。

以上が家具転倒防止対策チェックで紹介された対策方法だ。ポイントは、家具をきちんと壁に固定するということ。前述のとおり、高層階では揺れの幅がおおきくなるため、思いもよらないところで被害が発生しうる。事前に対策をしておくことも、社員の命を守る上では非常に重要となる。

●防災グッズを用意するポイントは「衣食住」
○オフィスに必要な防災グッズは?

次にオフィスに用意しておきたい防災グッズを紹介する。大京グループでは、社員それぞれに防災キットとヘルメットを配布している。内容品は以下のとおり。


・ビスケット6食分
・LEDライトと単4電池
・保存用飲料水1本
・マスク1枚
・アルミ製防寒ブランケット1枚
・軍手1組
・非常用トイレ1組

「防災時の備えを考える上でのポイントは、『衣・食・住』。どのようなものが必要になるかは、人によって大きく異なります。帰宅困難で2~3日間を会社で過ごすことを想定して、自分には何がいるかを考えましょう」(佐々木さん)

女性であればパンプスの代わりとなる歩きやすい靴、化粧落としや生理用品、コンタクトを使用している人は眼鏡や洗浄液、持病がある人は常備薬なども必要となるだろう。

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