東日本大震災から4年、オフィスの地震対策に効果的な方法とは
「もし自分が会社で震災にあったら何が欲しいか」を考えることがポイントだ。
さらに、佐々木さんによると、会社として備えているものも併せて考えると良いという。
大京グループ 穴吹コミュニティでは、社として飲料水、ラーメン、米、缶詰、毛布、寝袋、ランタン、鍋、コンロ、簡易トイレなどを用意している。これらの品は、自宅と職場が遠く、帰宅が困難な社員(社員の3分の1程度を想定)が2~3日を会社で過ごせる分を基準に備蓄されている。自社が震災に対してどのような備えをしているのか把握しておくことで、本当に自分が必要としているものを効率良く選択することができる。
○定期的な訓練も重要
震災を想定した避難訓練も、定期的に実施したい対策の一つ。穴吹コミュニティおよび大京アステージでは、「DROP!(まず低く)」「COVER!(頭を守る)」「HOLD ON!(動かない)」の3ステップ、所要時間1-2分でできる防災訓練「シェイクアウト訓練」を実施。社員それぞれが震災時どう対応すべきかを再確認している。
訓練では座るだけで直下型や海洋型地震の揺れを実感できる「地震ザブトン」の体験会も。社員は震度7を記録した「兵庫県南部地震」