「マンガを小馬鹿にする壁ドン上司」を演じたのは、誰よりもマンガを愛する人間だった
「こう言われたら怒るだろう」という“ツボ”のようなものをイメージしやすかったのが大きいですね。
――麻生久美子さんはどんな感じの方でしたか?
村上さん
今回の撮影で初めて麻生さんとお会いしたのですが、あれだけ有名な方なのに謙虚で、私を含め周囲の人々にとても気を使ってくださることに驚きましたね。
加えて、要所要所でさり気なく出演者を含めた撮影チームが仕事しやすいよう配慮や工面してくださり、リラックスして演技に臨めました。女優さんとしての懐の深さを感じましたね。
私自身も役者として、非常にいい経験を積むことが出来たと思っています。
――最後にメッセージをお願いします!
村上さん
かつては一部だけの人間のもので、どちらかというと“日陰者”扱いされてきたマンガですが、時代が移ろい、現在では麻生さんのような素敵な女性が「マンガが好きです」と堂々とアピールできるような素敵な趣味であり娯楽の一つとなりました。
そんなマンガを「Renta!」のようなレンタルコミックで好きなときに手頃な価格で読めるようになったことは本当に素晴らしいことだと思います。もはやマンガは立派な趣味の一つ。
マンガをこよなく愛する人間の一人として、マンガ文化のさらなる発展を期待したいですね。