くらし情報『新しい才能たちの未来は"暗い"? - クリエイターの祭典「eAT KANAZAWA 2015」(2)』

2015年3月18日 15:00

新しい才能たちの未来は"暗い"? - クリエイターの祭典「eAT KANAZAWA 2015」(2)

という非常にハードなものまでこなしたエピソードを明かしてくれた。

また、鼻戸氏は思入れの深いエピソードとして、モンゴル出身で鳥取とも縁の深い力士・逸ノ城関の取材についても語った。度重なる日本からの取材でナイーブになっていた逸ノ城関の家族に熱心にアプローチし、モンゴルの遊牧地で彼らの生活を手伝いながら撮影を続けていくうちに、逸ノ城関の父親から息子のようにかわいがられ、最後には「おまえだけ残らないか?」と誘われるくらい気に入られてしまったという。タフな仕事を笑い話に変えてしまう明るさを持ち、ひたむきな努力を続ける鼻戸氏がディレクターとしてお茶の間に届ける映像は多数に及ぶ。

それぞれバックグラウンドの違う3人ながら、モデレータの土佐氏は「なんとなく一人遊びが上手な人たち(笑)」と表現したが、それに対して彼らも「そうかもしれない」と素直に返していた。彼らは決してコミュニケーション能力が低いわけではなく、それぞれのポジションにおいて徹底して自分と向き合いながら作品を仕上げていく姿が似ているという。「ネットがなければ僕の活動はここまで注目されることはなかったと思います」とReatmo氏は振り返るが、音楽はソーシャルのチカラに乗れば国境を容易に越えていくという証左でもある。

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