くらし情報『GTC 2015 - 「ディープラーニング」にGPUの未来を賭けるNVIDIA』

GTC 2015 - 「ディープラーニング」にGPUの未来を賭けるNVIDIA

ただし、Pascalでは、単精度と倍精度演算を混在した「Mixed Precision」という機能が搭載されるようだ。

具体的には、Pascalは、Maxwellに対して1ワット当たりの演算性能(単精度の行列の積を計算した場合)が2倍、メモリ容量が2.7倍になる。また、精度を混在させた演算では、Pascalが持つ「Mixed Precision」機能により、1ワット当たりMaxwell比で4倍の性能があるという。

さらにディープラーニングで比べればPascalは、Maxwell比で10倍の性能を持つことになるとしている。「10倍」という数字の根拠は、3DメモリとMixed Precisionで5倍程度、さらにNVLinkによるGPU間接続により2倍の性能向上が得られるからとのことである。

○車の自動運転システム向けコンピュータ「Drive PX」の開発ボードを提供

最後の製品は、CESでもアナウンスのあったSelf-Driving Car ComputerであるDrive PXという製品についてだ。Drive PXは、Tegra X1を使ったコンピュータボードだが、自動運転自動車向けに開発されている。

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