GTC 2015 - 「ディープラーニング」にGPUの未来を賭けるNVIDIA
こちらも2015年5月から出荷開始で価格は10,000ドル。ただし、これは、自動運転自動車を開発するために開発者が利用する「開発ボード」であり、普通の車につけると自動運転ができるようになるものではない(そういうようなイメージの名前ではあるが)。購入できるのは自動車メーカーや開発組織などに限られる。
このDRIVE PXは、12のカメラ入力(インタフェースはGigabit Multimedia Serial Link:GMSL)やCAN(車載機器用のネットワークの規格)、デバイス接続用のUARTなどのインタフェースを持ち、LVDSによるディスプレイ出力もある。
2つのTegra X1が搭載されているのは、冗長性のためで、処理を分散するのではなく、片方が壊れても動作し続けられるためだという。64bit CPU(Cortex-A53と57を各4コア搭載)で10ギガバイトのメインメモリを搭載していて、128ギガバイトのフラッシュメモリが乗っている。
このDRIVE PXでは、12個の2メガピクセルカメラからの毎秒60フレームの映像を同時処理することが可能だとしている。AlexNet(カナダのトロント大学で開発されたニューラルネットワークシステム)