消費者の79%が対面営業と同等にネット情報を重視? - 今、実施すべきオムニチャネルマーケティングとは
こうした壁を打破するために、最新のテクノロジーを把握し、それを自社のマーケティング業務にフィットさせられるスキル・経験をもつCMTO (Chief Marketing Technology Officer)を置く必要が出てくるだろう、と秋野氏は言う。
「消費者の多様化、グローバル化が進む中、勘や経験ではなく、データに基づいたマーケティングが必要なのは明らかです。そのためにはシステムを上手く構築・運用できるような、全社統合のマーケティング組織を作らねばなりません。ITとマーケティングの双方を理解した人材が、全体を俯瞰しながら方針をまとめ、各部署の役割を認識させながら、実際のシステム構築を進めていく…そうした人材に権限と予算を付与することが重要となるでしょう」と、秋野氏は講演を締めくくった。
なお「TECHMONOS」では、SIer的な視点からオムニチャネルマーケティングの実務サポートを請け負うほか、デジタルマーケティングを遂行するためのノウハウを学べるワークショップ、統計解析についての実践セミナーなども行っている。オムニチャネルマーケティングに関心を持たれた方は、参加してみてはいかがだろうか。