くらし情報『男女の友情は成立するか - 研究結果から心理学者が解説』

男女の友情は成立するか - 研究結果から心理学者が解説

「愛情だけに特徴的な要素は、魅惑、排他性、性的な親密さといった強い感情であること」を指摘しています。ほかにも、スタンバーグという研究者は、愛情はその人と仲良くなりたいという親密性、性的な達成を引き起こすようなロマンスや身体的な魅力の情熱、愛するという強い意志や約束のコミットメントによって成り立つとしています。

○友情が無いのに愛情は生まれない

つまりこれらに共通していえることは、愛情というものは友情という土台の上、もしくは友情の先に存在するものだということです。友情か愛情かなのではなく、友情が成立して、そして愛情へ発展すると言えるのです。その意味において、男女の間で友情が成立するかどうかという問いの答えは、愛情が成立している以上、友情も成立するといえるでしょう。友情がないのに愛情は生まれないわけです。

もし、同性や異性に対して、性的な魅力を感じ、そういった関係を持ちたいという思いや、ほかの誰かに渡したくないといった気持ちが芽生えると、友情から愛情に変わったと言えます。友情と恋人との愛情の違いを特徴づけているのは、性的な親密さや性行動と、熱愛や嫉妬などの激しい感情なんです。
ですが、それも友情を前提とした話。

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