男女の友情は成立するか - 研究結果から心理学者が解説
性的な魅力を感じ、そういった関係を持ちたいと思うだけでは愛情とは呼べません。
友情も愛情も、人が人と関係を築いてこそ生まれます。相手を理解し、信頼し、尊敬する。それは、人間関係において非常に重要なことだと思います。友情と愛情は全く異なるものではなく、人が人として関係する基本は同じなんです。愛情か友情ということにとらわれるのではなく、一人の人として関係を築いていくことこそが大切なのではないでしょうか。
※写真と本文は関係ありません
○著者プロフィール
平松隆円
化粧心理学者 / 大学教員
1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。
京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、チュラロンコーン大学講師などを歴任。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。魅力や男女の恋ゴコロに関する心理にも詳しい。現在は、生活の拠点をバンコクに移し、日本と往復しながら、大学の講義のみならず、テレビ、雑誌、講演会などの仕事を行う。主著は『化粧にみる日本文化』『黒髪と美女の日本史』『邪推するよそおい』など。