退職率約2%のワケ - 中途採用者を積極的にサポートする“人と人をつなぐ”施策とは?
のものになっていますから、依頼する際のハードルも下がります」と語る。
さらに「メールやチャットでのコミュニケーションが全盛の時代に、スタンプラリーは非効率でアナログな手法かもしれません。しかし、あえて効率を度外視して“人と人との直接の接点”を増やすことで、より深い人間関係が築けるようになります」と続けた。
○中途入社者をタテとヨコでサポートする仕組み「中途懇親ランチ会」と「CP制度」
仲間や人脈を広げるという観点では、「中途懇親ランチ会」にも注目したい。この中途懇親ランチ会は、入社した直後の社員が集まって一緒に昼食を楽しむイベントだ。中途入社の場合、一般的な企業では入社後にそのまま各部署へ配属されてしまうため、「中途入社“同期”」という意識を持ちにくく、同時期入社の仲間と親密な関係を築くのは難しい。その点、中途懇親ランチ会は入社初月と次月の2回を必参加としており、自分が入社した月の前後1カ月、計3カ月間の同期と知り合うことができる。
事前に作成したスライドで自己紹介をしながらランチを楽しむため、同期の人柄や仕事内容を知ることで、ヨコのつながりを作る、各配属部署の組織・業務へ関心を持ち視野を広げることに役立つという。