真鶴町の観光振興をKDDIと多摩美術大学が"自由視点映像"で支援 - 産官学連携プロジェクト「真鶴スマート魚つき林」
(村本氏)
真鶴町では、すでにこのキボウのカケラによる寄付金の提供や「真鶴まちな~れ」と呼ばれるKDDIのARビュアー「SATCH VIEWER」を用いたイベントを開催しており、以前より関係性を強めてきた。
こうした表層的な活動だけではなく、Google Appsを含めたKDDIのクラウドソリューションやタブレットを実際の真鶴町魚つき保安林の状況調査への活用や社員ボランティアを募うといった保安林の保全活動を予定している。
「これまでは樹木の健康状態などを紙とペンでやっていたが、タブレットで簡単に入力できるだけではなく、データの蓄積などもクラウド管理で行える」(村本氏)
KDDIでは、これまでにもSATCH VIEWERを活用したARによる観光振興の取り組みを行ってきたが、今回は多摩美術大学の学生の手によってコンテンツが作られる。ここにはどういう狙いがあるのだろうか。
「企業として独自にお手伝いをすることは重要だけれども、こうした産官学連携を通してダイバーシティ(多様性)を考えることが必要だと考えている。企業視点だけでは見えない、ほかの目線でもこうした取り組みに関わっていくことが、(観光に繋がる)