実はこんなにある! 「コンドーム」以外の避妊法(後編)
を行います。避妊効果は高いものの、一度手術してしまうと機能を元に戻すことが難しくなるため、将来妊娠を希望する人にはお勧めできません。すでに子どもがいて、これ以上妊娠を望まない人などが、確実な避妊法として選択する場合があります。
○失敗する可能性大! 誤った避妊法
多くのカップルが避妊法として選んでいる方法の中には、あてにならない誤ったものもあるので、注意が必要です。
・膣外射精
射精の直前に膣から男性器を出し、膣外に射精するという方法のこと。有効な避妊法と勘違いしている人も多いのですが、これは間違い。精液は射精の前から少しずつ出ているからです。また女性器の近くに射精した場合は、精子が膣内に入り込む可能性もあります。
・オギノ式
月経周期から排卵日を予測し、その前後数日間はセックスしないという方法です。この方法は、もともと妊娠を望む人が妊娠しやすい時期を知り、妊娠率を高めるためのもの。排卵日を確実に知ることは難しいため、有効な避妊法とは言えません。
前編・後編にわたり、コンドーム以外の避妊法をいろいろとご紹介しました。もちろんコンドームも、安全で有効な避妊法のひとつであり、性感染症を防ぐ方法として有効です。