自動運転など、いつのまにか生活に浸透する「ディープラーニング」 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
結果、パラメータ精度はさらに高まる。そして気がついてみると、日々認識精度は上がっていくのです」
それぞれの自動運転車は、ディープラーニング情報を集めて全体で精度を上げるための「端末」でもあるわけだ。
●「次に見るビデオ」まで推測する世界へ
ディープラーニングは未来のものではない。今回紹介した記事では、Googleの担当者が自社内のサービスに広く活用している例を紹介している。Googleでの画像検索やAndroidの音声認識、果ては広告の最適な配置方法の検討に至るまで、幅広くディープラーニングでの解析結果が使われているという。特にアメリカでは、大手IT系企業のほとんどがディープラーニングの活用に力を注いでおり、NVIDIAにとっても大切なパートナーとなっている。
画像は、NVIDIAのページから抜粋したパートナー企業の例である。IBMやfacebook、Microsoftがパートナーに名を連ねていることに違和感はないだろうが、ちょっと注目の企業の名もある。
それが「Netflix」だ。
Netflixは世界最大のビデオオンデマンドサービスの運営元で、日本にも今秋参入が決まっている。ビデオサービスの提供元がディープラーニングとは、ちょっと意外な感じもする。