「もっとクラウドを使いやすく」オンプレミスとクラウドの手軽なデータ連携 (1) 「Thunderbus」開発秘話から見えてきた、確かな需要と利便性
プログラミング不要のデータ連携ソフトウェア「DataSpider Servista」で知られるアプレッソが、新製品「Thunderbus」をリリースした 。「Thunderbus」は、オンプレミスのデータを、クラウドから手軽に使うことができる製品。同社にとって4番目となる製品だが、これまでの製品とは違い、正式リリースまでには様々な新しい取り組みがあった。今回はその開発経緯や特徴を、製品開発に携わった人たちに伺った。
○社員の発案により、新規事業創出プロジェクトを経て誕生
Thunderbusを発案し、製品化までの開発を担当したのは、開発本部 開発部 第2チーム リーダーの土岐拓未氏だ。これまでのアプレッソ製品は、技術者でもある小野和俊社長が発案、開発を主導してきたが、今回初めて社員からの発案で製品が誕生したことになる。
その発端は、3年ほど前から取り組んでいる社内の新規事業創出プロジェクトにあった。新規ビジネスの案を出し合う「SNP」(Something New Party)を月例で開催し、そのアイデアの中で自社製品やサービスとして可能性のありそうなものはビジネスプランを策定する。