ゲーム開発のデバックを請け負うソフトギア、KDDIが出資した狙いは
(千葉氏)といった損害が発生しているという。
また、発生した問題を解決するにあたっても、「障害対応で開発者のモチベーションが下がり、燃え尽きてしまう。本来であれば、ゲームの魅力を高めるために時間を使ってもらいたい」と千葉氏。
そこでKDDIは、ゲームの完成前に品質を向上させる「デバッグ」について専門的なノウハウを持つ、ソフトギアに注目したという。
○仕様書をもとにゲームをデバッグ、原因を解析
一般にゲームのデバッグ工程では、アルバイトスタッフなどが人海戦術でゲームをプレイし、発見したバグを開発チームに報告する、という手順で行われる。このデバッグ作業を請け負う会社も、すでに存在しているという。
これに対してソフトギア 代表取締役 CEOの青木健悟氏は、「現象を報告するだけのデバッグでは、スマホゲームにおいては非効率だ」と指摘。また、「サーバーサイドの知識がないデバッグ担当者では、原因がクライアント側とサーバー側のどちらにあるのか切り分けることができない」とも話す。
デバッグ作業により発見されたバグに開発者が対応するにあたっても、「スマホゲームによっては、サーバー側のログは膨大になる。