ゲーム開発のデバックを請け負うソフトギア、KDDIが出資した狙いは
と、現状を認める一方で、その対策として「コンプライアンスという意味で、ゲーム開発の部門とデバッグ事業の部門を社内で線引きした」(同)と話す。
また、ゲームのバグは完成後に発見しても修正が難しい場合も少なくない。そこでソフトギアでは、より早いフェーズから参加することも検討しているという。
「しっかりしたデバッグを続けていくと、開発会社の信用を得て、次々と依頼を受ける傾向にある。実績のある通信ライブラリの提供や、設計段階からのコンサルティングなど、幅広いフェーズでお手伝いしていきたい」(青木氏)
KDDIでは、スマホゲーム全体の品質向上という視点に立っているという。「KDDI Open Innovation Fundは、必ずしもauスマートパスなど、特定の事業への展開を前提とした投資ではない」と、KDDI 新規ビジネス推進本部 アライアンス推進部長の岩永充正氏は語る。
ソフトギアのデバッグサービスを利用するアプリ開発会社が、iTunes App StoreやGoogle Playへのアプリ公開を目的としていても構わないとしており、もちろんauスマートパスなど、au独自のサービスにも積極的に活用していくとしている。