開幕投手を務めた前田健太! 力の源となる負けず嫌いは母のおかげ?
それから毎日、晩御飯の前に19時くらいから走ることにしました。忠岡町のグラウンド、最初は1周400メートルを5周くらいからで、健太を走らせるために私も一緒に走りました。車で行って、走ったあとは車のライトで照らしてバットを振ったりして」。
母子の夜の特訓は中学2年の終わりまで続いたという。
その後、中学3年時に世界選手権ボーイズ日本代表に選出され、高校はPL学園に進学。入学してすぐから試合に出場するようになり、1年夏には早くも甲子園のマウンドも経験した。ドラフト1巡目でプロ入りし、2010年に沢村賞や最多勝などタイトルを総なめ。その後の活躍についての説明は不要だろう。
もしあのとき、マエケンのお母さんによる特訓が行われなかったら、あるいはずっと続かなかったら……。そんな「たられば」を考えても仕方がないが、「今のマエケンがいるのはお母さんがいたからこそ」と言えるのは間違いない事実だ。母の力は偉大である。
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