「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (5) 「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」をおさらい!
STPとは、「Segmentation」「Targeting」「Positioning」それぞれの頭文字を意味し、この3つのステップで自社が狙うターゲットセグメントを特定することで、マーケティング施策の基本的な方向(設計図)を定めます。
では、各ステップの詳細を見てみましょう。
○セグメンテーション : Segmentation
不特定多数を対象にした製品・サービスは実質、存在しません。顧客分析や担当者の経験則を通じて、何らかの共通項の固まりを考え、顧客をグループ分けてしたのち細分化し、狙うべき顧客層の準備を行います。
■ 代表的な細分化の切り口
・ 人口動態変数 : 年齢・性別・家族構成・所得など
・ 心理的変数 : ライフスタイル・パーソナリティ・価値観など
・ 地理的変数 : 居住地・地域・文化・行動範囲・気候など
・ 行動変数 : 製品知識・態度・使用頻度・購買状況など
・ ロイヤリティ : ブランドへの好意・信頼・評価など
この中で最も活用される分類は、性別・年代や使用頻度・購買状況などです。インターネットの場合は、Webコンテンツの内容やジャンル、アナリティクスを通じて分析したライフスタイル・価値観、購入(利用)