「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (5) 「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」をおさらい!
ターゲティングの方法としては、「セグメント規模」や「強み / 弱み」「参入障壁」「競合の戦略」「環境要因」などビジネス視点で選択します。
ただし、感度の良いセグメントを発見(仮説)することも、後の施策を考える上で重要です。目先の売上だけでなく、セグメントの成長性や生涯価値(Life Time Value)も加味して育成していくセグメントを見ていくことも必要となっていきます。
経験豊かなマーケティング担当者でも、セグメントの絞り込みは何度やっても難しいものです。ビジネス視点と分析で得られた情報、そして、ポジショニングの有効性を往来しながら、セグメントの価値を判断していきます。
つまり、セグメントの価値は、その製品・サービスが置かれている状況やマーケティングの目的によって異なるということをあらかじめ認識しておくことが重要です。同時に、複数のセグメント間の役割や目的を考慮しながら、価値に応じたランク付けや、その計測が可能な評価軸を考えておくことも必要となります。
○ポジショニング : Positioning
ポジショニングとは、ターゲット顧客の「頭の中」にある自社製品・サービスについて、独自のポジションを築き、顧客に自社製品・サービスのユニークな価値を認めてもらうことです。