25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (2) 円安だと日本人は貧乏になる!? どうすれば生活を防衛できる?
○円安ではどう考え・行動するべき?
日本は油や穀物など「資源」を輸入に依存する国です。そのため、円安の結果、輸入品の物価が上がっています。4月になり、急に値上げが増えていますよね。一時安値競争に走っていた牛丼チェーン店も今や値上げに転じています。
では、円安で日本人が相対的に貧乏になってゆく現実に対して、個人として、なにか生活を防衛する術(すべ)はないのでしょうか。それは、ずばり、円以外の資産を持つこと。
これだけ、日本人の生活が衣食住ともに輸入品に依存する時代に、お財布の中味が全部「円」では、貧乏になるばかりです。
円安の時代に資産を全部「円」で持つことのリスクも考えるべきでしょう。
「円」以外の資産といえば、具体的には、まずドルなどの外貨預金ですね。
そして「輸入品の資産」という発想にたてば「金」という選択肢もあります。
輸入される日用品の値上りは困りますが、輸入資産の値上りは歓迎ですよね。
とはいえ、読者の皆さんの多くは「ドル」とか「金」とかいわれても、抵抗感があると思います。そこで、まず、ドルでも金でも、居酒屋・女子会一回分くらいから積み立ててみることから始めるのが無理がない方法でしょう。