2015年4月10日 16:21
日本の屋根を最も知っているからできること - シャープの太陽光パネル生産拠点「堺太陽電池工場」を見る
と強調する。
○新たな安全基準にも準拠
さらに、安全性の観点からも優位性を示す。
政府では、今年度から新たな安全基準として、震災対策基準を追加。電池本体に釘を指した試験や、筐体天面への加圧試験により、貫通や変形させたあとに、1時間内に発煙、発火、破裂しないことが求められるという厳しい内容になっている。
「シャープの蓄電池は、新たな厳しい基準をクリアするものになっている」と、向井常務執行役員は安全性にも自信をみせた。
クラウド蓄電池は、屋外タイプ、屋内タイプの2種類を用意。4.8kWと9.6kWの2種類の製品をラインアップして、ライフスタイルにあわせた提案を可能にしている。また、これまでは蓄電池を導入しようとすると、太陽電池のパワコン(パワーコンディショナー)と、蓄電池のパワコンの2台が必要であったが、これを1台でまかなうハイブリッドパワコンを用意。
導入コストの削減や、パワコン間での電力ロス問題を解決できるという。
●シャープ再建の柱に位置づけられる「ソーラー事業」
○ソリューション比率を5割に拡大
3つめには、DC家電との一体システムの提案や、HEMSによる消費電力の削減提案を行える体制を整えていることだ。