2015年4月12日 07:00
悪霊の日から静寂の日に!? バリ島最大の奇祭「ニュピ」はこんなに楽しい!
○4)夜はバリ島の正月料理に舌鼓
ニュピの日は料理も特別。ニュピでは火の使用が禁止されているため、日本のおせち料理のように作り置きできる料理が基本となる。「ザ・ロイヤル・ピタマハ」でもこの日だけの特別メニューとして、バリ島正月料理のビュッフェを提供している。
前菜、スープ、牛・豚・魚料理、デザートと約15種ほどの料理がカラフルに並んでいて食欲をそそられる。ウブドならではのパパイヤや肉を使った山の料理から、魚や海藻を使った海沿いの料理など、各地のバリ島正月料理が一度に味わえるのは魅力的だ。
○5)灯を全て消せば、夜空から星が降ってくる
ニュピの前日はムルプという月が隠れる暗月の日と決まっているため、ニュピは毎年新月の日。つまり、空は真っ暗なのだ。明かりがなくなった途端に、一気に浮かび上がるかのような満天の星空。
途切れることのない天の川や、日本では見られない南半球の星空を夜通し見てても飽きない。21時の全館消灯になると、さらに夜は深まる。"トッケ"と鳴くヤモリ「トッケ」の鳴き声や、川のせせらぎなどが聞こえてきて、これぞリアルなヒーリングミュージック! バリ島に訪れるまで、"静寂の中、何もしない一日"に何をすればいいのかと身構えてしまっていたが、実はのんびりしていても1日なんてあっと言う間だった。