2015年4月20日 10:48
公衆無線LAN、ビジネス利用者は300万人弱、個人利用者は2000万人弱に
スマートフォン利用者の多くが契約時に携帯電話事業者の公衆無線LANサービスに加入することが要因と考えられるという。
○キャリア系事業者ではNTTコムが顧客満足度1位
キャリア系事業者の公衆無線LANサービスでは、OCNホットスポット(NTTコミュニケーションズ)の利用者満足度が59.5ポイントで1位。フレッツスポット(NTT東西)が2位、ソフトバンクWi-Fiスポットが3位と続いた。
施設運営事業者の公衆無線LANサービスでは、atSTARBUCKSWi2の利用者満足度が65.8ポイントで1位、2位はHANEDA-FREE-WiFi(羽田空港)が62.9ポイントで2位となった。
携帯電話事業者はLTEなどの高速無線ブロードバンドサービスインフラを拡充しているが、電波が混み合う時間帯には通信速度が低下するため、人が集まるエリアでは公衆無線LANを利用することを推奨し、線LAN基地局の増設を進めてきた。
固定系通信事業者も、主に宅内で利用するブロードバンドサービスを屋外でも利用できるようにするため、公衆無線LANサービスの拡充に注力している。また、カフェやコンビニ、交通機関などを運営する企業も、自社施設内でのブロードバンドサービスの利便性を高めるため公衆無線LAN基地局を設置することが一般的になっている。