くらし情報『対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (22) PFU イメージビジネスグループ 統括部長 松本秀樹氏(前編)』

2015年4月23日 10:15

対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (22) PFU イメージビジネスグループ 統括部長 松本秀樹氏(前編)

パン氏:この「ものさし」のカバーデザイン、いいですね。現代は使う側の感性が高まっていて、ある製品を自分の生活の中に取り入れるのであれば、より気に入るものを選ぼうという傾向が強いと思います。

松本氏:サードパーティさんが、愛着が湧くようなオリジナルケースやオプション品といったアクセサリを積極的に作ってくださっていて、それもまたうれしく思っています。

○最小・最軽量を目指して

パン氏:データ処理のためにデュアルコアのCPUを積んでいるとお聞きしましたが、こうするとさらに電力が必要となるでしょうが、このサイズに納めるためには、今までの重さの概念を覆すような開発の努力があったのではないでしょうか。

松本氏:小型軽量化という意味では、非常に泥臭い話ですが、とにかく無駄なスペースはすべて排除するように最初から取り組みました。普通ならどうしても内部の構成上デコボコしてしまうのですが、隙間を縫うように部品を配置することで、軽量・小型化を突き詰めました。パン氏:材料に関しても工夫されたのでしょう。

松本氏:小さくて軽いということは各部が薄くなるので、耐久性の不安が残ります。
筐体はふつうのプラスチックに見えますが、強度が必要なところは硝子繊維入りのものを使っていて、落下などの耐衝撃性を強化しています。

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