シアトル系とイタリア系、カフェを分類する言葉だって知ってた?
○熱めのカフェラテ、ぬるめのカプチーノ
メニュー面でも違いがあって、メニュー構成がシンプルなのもシアトル系の特徴といえるかもしれません。カフェラテ、エスプレッソ、加えてそれぞれをフレーバーシロップアレンジしたもの。イタリア系なら、アレンジコーヒーはフレーバーシロップは使わず、リキュールで味付けします。
またカプチーノとカフェラテの違いもあるかもしれません。カプチーノはイタリア生まれの飲み物で、カップは逆三角の陶器製、容量は150ml~180mlのものを使います。これ以上の容量になると、カフェラテと表現されます。
シアトル系は、カプチーノではなくカフェラテと表現するお店が多いと思います。シアトル系にもカプチーノはありますが、ミルクフォームが多めのカフェラテといった感じになります。
さらに細かく見ていくと、シアトル系のカフェラテとイタリア系のカプチーノは「温度の差」もあると思います。
シアトル系は海に近い立地のシアトル発祥。漁師達が海から上がってきて、ぬるいラテを飲もうものならクレームに繋がります。なので、少し高めの温度で作っているお店が多いようです。「エクストラホット」という注文ができるのもそこから生まれたかもしれないですね。