ソニーのテレビ事業、11年ぶりの黒字 - 2014年度決算
これを達成することと同様に重要になのは、5,000億円の水準を維持、向上することである。とくに、リカーリング型事業に投資をしていきたい」とした。
リカーリング型事業とは、顧客ベースを増やし、そこで長年の契約を結んだり、コンテンツやオプションを継続的に販売するビジネスなどを指し、長期的に収益の安定化を図る狙いがある。
「2014年度まではエレクトロニクスが大幅な赤字を続いており、PC事業の撤退、本社、販売会社の構造改革など、止血のためのアクションを地道に実行してきた。過去の赤字、下方修正の反省を踏まえて、リスクをマネージするもの、投資をしていくものといった形に事業を仕分けし、今後3年に向けた、事業ポートフォリオを再編し、そのやり方を決めた年であった。社長の平井は、感性価値、創業の原点へのチャレンジを掲げており、長期的にどんな会社になるのか、財務的にどうしていくのかといったことを考え、新たなチャレンジをするために投資をしていくという腹決めをした。今年度はそれを実行する年になる」と語った。
また、「テレビ、カメラ、スマホは台数を追わない。
創業の精神は、いたずらに規模を追わずに、価値を追う点にある。