ソニーのテレビ事業、11年ぶりの黒字 - 2014年度決算
○イメージセンサーは大幅増収見込み、2,100億円の積極投資も
「イメージング・プロダクツ&ソリシューション」は売上高が4.2%減の6,900億円、営業利益は47億円減の500億円を見込む。「市場の減少が続くという前提であり、とくに、デジタルカメラやビデオカメラは減少する」とした。
「ホームエンタテインメント&サウンド」の売上高は前年比6.3%減の1兆1,600億円、営業利益は21億円減の220億円。「テレビ事業は通期黒字見通しだが、第1四半期は新製品の切り替え時期にあたり、一部製品の出荷が遅れるため、赤字になる」という。
「デバイス」の売上高は16.5%増の1兆800億円、営業利益は320億円増の1,210億円。イメージセンサーの大幅な増収が見込まれ、「技術に裏付けられた顧客企業との協業関係をベースにしており、リカーリング型ビジネスの典型になる」と述べたほか、「2015年度は半導体の設備投資として2,900億円を予定。そのうち、イメージセンサーに2,100億円を投資する。当社のイメージセンサーへの投資は、二面積層という貼り合わせやアナログ技術をベースとしたものであり、最先端技術によるシリコンサイクルの影響を受けず、陳腐化しにくいもの」