2015年5月13日 16:55
バリキャリで自分らしく生きるママが子どもに"おりこうさん"を求める理由
たとえそれが、子どもにはちゃんとした大人として成長してほしいという愛情から、「こうしてはダメ! 」「これにしなさい! 」と教育しているつもりでも、子どもからすれば、自分は拒否されているんだということになります。
言い換えると、今の子どもの状況に満足していないからこそ、あれこれ言ってしまうわけです。かといって、何も教育しないのもよくありません。
人には、発達課題というものがあります。その年齢でできなければいけない課題があるのです。それができるように教育する必要はあります。
しかし、どうして自分らしく自由に生きているママが、子どもには個性ではなく、おりこうさんを求めてしまうのか。これは、母と娘の関係で特にあてはまるのですが、ママは子どもを自分自身とみなしているのです。
ママにとって子どもは自分そのもの。ママができることは、子どもにも期待するし、それ以上のことも期待するのです。ママ自身が完璧だからこそ、子どもにも完璧を求めてしまうんですね。その背景には、子どもの人生に介入していきたいという希望、子どもを自分の理解者だとする気持ち、子どもと自分とは一心同体のものであるという気持ちの存在が影響していると思います。