失敗を恐れず挑戦、昇格も降格もあり! カルビー女性活躍推進の取組みとは
チャレンジって楽しいと、心から思いました。それと同時に、他の人にもこんな幸せを感じてほしいと、人事の仕事をしてみたいと考えるようになりました」
○会社の未来に女性の力が必要な理由とは
女性管理職は少なかったものの、カルビーはもともと女性が働きにくい会社ではなかったらしい。
――昔のカルビーは、どんな会社でしたか?
江木さん「古き良き日本の会社、という感じでしょうか。私が入社した頃も今も、社員の男女比率はほぼ半々。私は比較的早い段階で課長になりましたが、がんばろうとする女性を特別視するような風潮もなくて、わりと働きやすかったです。ただ、寿退社や出産を機に退社という女性は珍しくなかったですね」
――そんな環境で、会社が女性活用の促進を始めたのはなぜでしょうか?
江木さん「理由はいくつかあります。まずひとつは、カルビーのお客さまの多くは女性だということ。女性もスナック菓子はよく口にしますし、お母さんがお子さんに買ってあげる、ということも多いですよね。
それなのに意思決定の現場にいるのが男性管理職ばかりでは、どう考えてもアンバランスでしょう。
それに、女性のアイディアやポテンシャルを活用しなければ、カルビーは企業として、"人"という資源の半分をムダにすることになります。