五月病は腸から治す? - 名医に聞いた幸せ腸内環境の作り方
ということで、どんどん菌を外部から取り入れることが良いとします。ちなみに菌には殺菌などによって死んだ菌(死菌)と、生きている菌(生菌)がおり、かつては胃酸や胆汁酸などにより、胃や小腸で死んでしまうので、どちらでも良く、むしろ死菌の方が効果があるとも言われていましたが、近年の研究では、実際に技術の向上などにより腸に生きたまま届けられるようになり、それによって新たな効果を得られるのではないか、という報告も複数の企業から(資料1、資料2、資料3、資料4)だされるようになっており、小林先生も「生きた菌を腸まで届けた方が良いかもしれない」としています。
この菌の摂取量ですが、ヨーグルト換算で1日あたり200gが目安だとのことで、1カ月くらいですんなり改善してしまう人もいますが、基本的には少なくとも3カ月は継続する必要があるとのことです。200gというと、結構な量のように思えますが、「朝晩で100gずつでも良いし、食べるものは変えても良い」とのこと。ちなみに、上述の資料でも触れているダノンは、4月27日よりダノンビオのカップタイプドリンクを発売したそうで、これを飲んでも良いかもしれません。
また、「腸内細菌のエサになる食物繊維の摂取も重要です。