Photoshopの父 トーマス・ノール氏が"かすみ"を補正する新機能を語る-今も進化を続ける写真補正への情熱
マイナビニュースでは、5年前の「Photoshop 20周年」の折に来日されたトーマス・ノール氏へのインタビューを敢行した。当時から数えればたった5年ではあるが、Photoshopを取り巻く環境はめまぐるしく変化した。
その最も大きな変化と言えるのが、提供スタイルが「Creative Cloud」への移行だろう。今でこそ他社や他業種でもクラウド経由のアプリケーションの提供は普及してきたが、アドビの発表当時はまだ普及期とはいえず、かなり早い段階での決断であったといえる。こうした点についてノール氏は、「サブスクリプション制を採用したことにより、われわれの開発サイクルも変化しました。従来のように1年半~2年というアップグレードのサイクルを待つことなく、新機能をコンスタントに追加できるようになったことは、われわれにとってもユーザーにとっても大きな進歩です」と語った。
また、ユーザーを取り巻く状況としても、この5年間でスマートフォンやタブレットといったモバイル端末が急速に普及した。特に2014年ごろから「Lightroom mobile」に代表されるように「モバイルとPCとの連携」を前提として、創作活動をサポートするモバイルアプリ(など)