Photoshopの父 トーマス・ノール氏が"かすみ"を補正する新機能を語る-今も進化を続ける写真補正への情熱
これにともない、Photoshopもバージョンアップごとに便利な機能が次々に搭載され続け、いまや成熟期に達している感もある。
では、Photoshopは今後、どういった機能が追加されていくのだろうか。ノール氏は「既に発表したもの以外についてはお話しできませんが……」と前置きした上で、積極的に開発を進められてリリース間近となっている新機能として、去年同社が展開したイベント「Adobe MAX」で披露された「DeHaze(デヘイズ)」(MAXでは「デフォグ」と呼ばれていた)機能を挙げ、われわれにデモを見せてくれた。
「デヘイズ」は、風景写真の"かすみ(haze)"を除去してクリアにしたり、反対に"かすみ"を追加したりする機能で、スライダーを右にドラッグすると"もや"が消えて風景がクッキリし、逆にスライダーを左にドラッグすると"もや"が追加されて濃い霧の中のように仕上げる様子を紹介した。ちなみに、"かすみ"を追加したい場合は、最初から少し"かすみ"が含まれている必要があるということだ。
同機能は現バージョンのLightroomやCamera Rawにも搭載されている「黒レベル」スライダーに似た効果であるものの、「デヘイズ」