Photoshopの父 トーマス・ノール氏が"かすみ"を補正する新機能を語る-今も進化を続ける写真補正への情熱
が多く登場している印象を受ける。これについてノール氏は「クラウドを活用できるようになったことで、デバイス間でデータの橋渡しがスマートに行えるようになりました。それがLightroom mobileです」と、クラウドの恩恵を強く示した。
話は変わるが、昨年6月に行われたアップデートで3Dプリンタへの対応が行われたように「Photoshopでできること」は拡張の一途をたどっている。こうした進化について、写真編集ツールとしてのPhotoshopを育ててきたノール氏はどのような想いを抱いているかを尋ねたところ、「Photoshopの開発チームが色んな機能を出してくることに、私自身が驚いています。残念ながら私がそうした機能を使う機会は、今の所まだないのですが(笑)」と明かした。
●ノール氏が最も"驚いた"写真補正機能は?
ちなみに、ここ最近搭載された機能のなかでノール氏が最も驚いたのが「コンテンツに応じた塗り」だという。「同機能が搭載されたことで、多くのフォトグラファーがこれまで直面していた問題を解決することができました」と開発チームをたたえるとともに、フォトグラファーとしてのユーザー目線からも喜んでいる様子が窺えた。