2015年5月26日 15:33
美人でもハンサムでもない「普通の人」を撮る写真家・Joan Canto氏「一番売れている写真を撮ろうとする人は成功しない」
についてお話を伺った。
○写真を撮り始めたきっかけは
まずは、Joan氏が写真を撮り始めたそのきっかけについて伺った。
Joan氏:
フォトグラファーになる前は文学と言語の勉強をしていて、カタルーニャの新聞社でエディターをやっていました。だけど仕事は夜遅いし、僕にとって全く刺激的ではなかった(笑)そのうちに、フォトジャーナリストと仲良くなることがあって、現場に同行したりいろんな話を聞いたりしているうちに、こっちの方がずっと楽しいと思うようになってね。エディターを続けるのは時間の無駄だ!と思って辞めちゃったんです。
その後、まずは写真の学校に通いました。iStockを始めたのは、授業でとった写真をアップしたらどうか、と先生から勧められたからです。講義では「こういう写真が売れる、こういう写真のニーズが高い」なんてことも習ったんだけど、自分にとってはそんなものは関係なかった(笑)判断基準が「撮っていて楽しいかどうか」だったんだ。
逆の発想でね。撮りたいものを撮ってそれが売れたらいいなってそう思っていたんだよ
○「the Real People Project」に関して
Joan氏が2008年から取り組んでいるフォトプロジェクト「the Real People Project」