2015年5月28日 10:30
ユーザー企業各社が活用方法を披露 - サイボウズ初の大型ユーザーイベント「kintone hive」開催
サイバーエージェント 内部監査室 鹿倉良太氏は、kintoneの導入経緯を次のように語った。
「事業が急成長する中で、従来の請求処理の仕方では支障が生じてきた。これまで、1つのExcelで管理を行ってきたが、入力タイミングの集中や入力ミスなど、Excelでの運用に限界を感じていた。kintoneであれば、DB化・クラウド化することによってデータの強度を向上させ、アプリケーションをつくりわけることによって、入力タイミングの分散化、ルックアップを利用した入力精度の向上を図ることができるため、導入を決めた」
kintoneをベースに、鹿倉氏は広告配信実績管理システムを構築したという。
「広告配信実績管理システムの基本機能は、発注書の出力機能を持つ"受注管理"、原価などを入力する"実績管理"、請求書を発行できる"請求管理"、入金情報を登録することによって売掛残金の把握ができる"入金管理"、入力情報を仕訳情報として出力できる"会計処理"の5つの機能を持っている。同システムにより、従来請求処理に5営業日かかっていたところを、3営業日に短縮できた」(鹿倉氏)
現在は、広告配信実績管理だけでなく、GAME用モデルやヨミ管理機能付モデル、購買管理アプリ、経費精算アプリをワンパッケージ化し、新規事業が立ち上がると同時に、バックエンドシステムとして活用できる状態にしているという。