シリコンバレー101 (616) 無料・容量無制限で話題の「Google Photos」、気になる圧縮と利用規約
本当にPhotosは安心して「生涯の記録」を残せる場所なのか、猜疑心を抱きつつPhotosを試してみて、2点ほど気づいたことがあった。
○ディープラーニングはスゴイだけに怖い
1つは写真の「圧縮」、もう1つは「利用規約」である。
Photosに写真・ビデオをアップロードする際に「高画質」と「元のサイズ」の2つのアップロード方法のどちらかを選択する。
高画質:容量無制限(無料)、16メガピクセルまでの写真と、1080p以下の動画を品質を保ちながらアップロード可能。
元のサイズ:オリジナルのまま保存できるが、Googleアカウントの容量(無料サービスは15GB)を使用する。
「高画質」を選択して16メガピクセル/1080pよりも大きい写真/ビデオをアップロードした場合は、16メガピクセル/1080pに収まるようにリサイズされる。
Googleがはっきりと圧縮という言葉を使わずに"高画質"と表現しているためだと思うが、16メガピクセルまでの条件を満たす写真はオリジナルのまま無料・容量無制限でアップロードとしている報道が少なくない。しかし「高画質」アップロードでは、16メガピクセル未満の写真でも圧縮による容量の節約が行われる。