2015年6月4日 18:55
COMPUTEX TAIPEI 2015 - QualcommがSanpdragon 810と競合製品との性能比較を紹介、802.11ac対応新チップの発表も
同氏は、新しい無線LANチップQCA9984とQCA9994を発表した。同チップは、MIMO技術を使い、複数のクライアントと同時通信を可能にするMU-MIMOを採用しており、複数の機器がある場合でも、機器1台が利用できるバンド幅を確保でき、通信効率が高い。
発表した2つのチップのうち、「QCA9984」は家庭向け無線ルーターなどを想定したもので、一方の「QCA9994」は企業向けアクセスポイントを想定したものだ。どちらも802.11ac対応のMU|EFXとよばれるシリーズに属するチップとなる。
802.11acで最大4ストリームの同時通信が可能で、同時に4クライアントがバンド幅80MHzを使って並列に通信できる。また、複数のストリームを束ねて高速な通信を可能にすることもできる。また、2ストリーム(160MHz)の場合、非連続のチャンネルを使うことも可能になり、無線LANが過密な場所でも高いスループットを達成しやすいという。
最後に登場したPeter Carson氏(Qualcomm Technologiesのマーケティング担当シニアディレクター)は、発表済みであるUEカテゴリー10となるLTEモデムを紹介した。