2015年6月4日 18:55
COMPUTEX TAIPEI 2015 - QualcommがSanpdragon 810と競合製品との性能比較を紹介、802.11ac対応新チップの発表も
先進国ではスマートフォンやタブレットの成長は鈍化しているが、新興国では依然として高い成長率があり、新興国を狙うことで、半導体メーカーも大きく成長できるわけだ。
これに対して、Qualcommなどのハイエンド指向の半導体メーカーは、新興国向けの競争に取り残されつつある。それは、中国の製造企業との関係が薄く、また、中国などの半導体メーカーのような総合ソリューションを提供していないからだ。
今回のAllwinnerとの提携は、Qualcommが本格的に新興国企業をターゲットにしたことを意味する。ゼロから立ち上げるよりも、すでに関係の深い企業と提携することで、短時間で中国の製造メーカーへのアプローチが可能になる。
実は、この手法を使うのはQualcommがはじめてではない。すでにIntelは、2014年に中国の半導体メーカーを買収、2015年にも、Rockchipとの提携を発表し、この分野に対して攻勢をかけている。
○160MHzに対応した802.11acチップを発表
さて、2番目に登壇したのは、Qualcom Atheros 副社長でプロダクトマネジメントのIrvind Ghai氏。