くらし情報『毎年約500人が命を落とす熱中症 - 症状で危険度を知って身を守ろう』

2015年6月5日 10:13

毎年約500人が命を落とす熱中症 - 症状で危険度を知って身を守ろう

毎年約500人が命を落とす熱中症 - 症状で危険度を知って身を守ろう
6月に入り、梅雨入りを迎えた地域も出てきた。その梅雨が明ければ本格的な夏シーズン到来となる。そして、夏になると気をつけないといけないのが熱中症だ。

厚生労働省の人口動態統計によると、1994年以降は平均して毎年500人近い人が熱中症によって命を落としている。最悪の場合は死に至る熱中症だが、周囲の人間が見て「危険度」がわかるよう、症状に応じて3つのレベルが設けられている。各段階の症状を理解しておくことが、「いざ」というときには役立つので、真夏に突入する前にきちんと熱中症を知っておこう。

熱中症は、「気温が高い」「湿度が高い」「風が弱い」「日差しが強い」「輻射熱(高温の壁などからの放射によって伝わる熱)が強い」などの複数の要素が絡むことで引き起こされる。

「暑い環境下で起こる健康障害」とも言われる熱中症だが、気温の感じ方には個人差がある。
そのため、自分が「暑いな」と感じた際は、無理せずに涼しい場所に移動するなどの処置をしたほうがよい。

環境省は、熱中症をその重度に応じて3段階に分類している。

■重度1(熱ストレス)……めまい、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、手足のしびれなどの症状が出る

めまいや失神は、脳への血流が瞬間的に不十分になったことにより引き起こされる。

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