くらし情報『女性ホルモンの本当の役割、正しく理解できていますか』

2015年6月10日 20:33

女性ホルモンの本当の役割、正しく理解できていますか

その後、エストロゲンの分泌量は漸減していき、逆にプロゲステロンの量が増えていく。

「排卵後の2週間は、妊娠したとしたら子宮内膜を厚く整え、受精卵を着床しやすくする"ベッド作り"の役割を持つプロゲステロンが増えていきます」と浜中先生は説明。プロゲステロンは20~24日後頃に最も多く分泌され、こちらも当初の10倍以上となっている。

そして、エストロゲンとプロゲステロンは生理によってその状態が"リセット"され、30日前後のサイクルでこのホルモン量の上下動を繰り返すのだ。

○女性ホルモンは30代後半から減少しだす

女性ホルモンは、一部は副腎や胎盤から分泌されるものの、そのほとんどが卵巣によって作られている。その分泌量は20代でピークを迎え、「どんなによくても30代後半で分泌量は下がっていきます。40代後半ぐらいから生理不順が出てきて、排卵もイレギュラーになってくるという感じです」(浜中先生)。

40代後半から50代前半にかけて一気に減少し、この時期は女性における「閉経期」に該当する。
そして、この閉経の前後10年が「更年期」に当たり、ホットフラッシュやほてりなどのいわゆる「更年期障害」が出るとされている。

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