2015年6月10日 22:50
どっちが本当? 「自分と似た人に惹かれる」VS「自分と違う人に惹かれる」
人の好意は複雑で、そのときどきの状況によって、どちらかの要因が強く働くとしか言えないのかもしれません。ですが、その秘密を握っているかもしれないお話をご紹介しましょう。
○社交的だと「類似説」で内向的な性格だと「相補説」が働く?
わたしたちが生きる社会には、社会から見て望ましい性格や特徴というのが存在します。例えば、明るい性格、社交的な性格というのは、社会から見て望ましい性格ですよね。実は、いくつかの研究のなかで、社会的に望ましい特徴については類似説が、そうではない場合については相補説が作用するとも言われているんです。
つまり、明るく社交的という性格をもっている場合、同じ性格をもっている人に惹かれます。つまり類似説が働くわけです。ですが、内向的な性格の人は社交的な性格の人に惹かれます。
つまり、相補説が働くわけです。相手や自分のもつ特徴によって、相補説か類似説かが決まってくるといえます。ですが、それも二者択一というわけではなく、それぞれの特徴でまた変わってきます。また、社会手にな望ましさというのは時代や文化、社会が変われば当然変わってきます。
人の心理というのは、とても複雑なものです。